Mix
Lucho y Perucho – μtation in the mangroves (promo mix for SINSUKE FUJEIDA GROUP μtation)

a mystic journey deep into the mangrove forests of French West Indies. a guide to the amazing world of Sinsuke Fujieda Group’s “μtation/Caravan”.

 ジャズでもワールド・ミュージックでもなく、フレンチ・カリブでしか味わえない魅力を湛えた”ダンス・ミュージック”として選曲しました。
 ①はグアドループのギタリスト、マックス・ラボールによるビギン。サックスはカミーユ・ソプランとスティーヴ・ポッツ。②はセルジュ・ローゼンタールやウェベール・シコーが在籍したヘイシャン・バンド、ゾトブレのブレイクがたまらない1曲。③の饒舌にブロウしまくるフジエダさんが素晴らしい。みんな大好きアンリ・ゲドンのクリスマス・アルバムからフルートとヴァイオリンの絡みが素敵なビギン④。①をプロデュースしたアドルフ・パピヨンがカナダのマイナー・レーベルに残したクラシック・アルバムから⑤。⑥はシンクロ・リズミック・エクレクティック・ランゲージのベーシスト、ルイ・グザヴィエによるプログレッシヴ・ラテン・ジャズ。狂ったヴァイオリンが印象的。マルチニークの伝統音楽ベレールとアヴァン・ジャズをフューズしたベレノの⑦。BeauMondeからリイシューされました。スピリチュアル・グォッカ・フュージョン・バンド、ファブリアノ・フズィオンの傑作『Cosmik Sindika』から⑧。これもBeauMondeでリイシューされているのでぜひ。アルバム全曲素晴らしいです。⑨は僕らの大のお気に入り、ガウレ・ミジック『Konbòch…』収録曲。これも先日ついにリイシュー。マックス・ラムジーのイケイケのシンセ・グォッカ・チューン⑩から2022年の東京で誕生した恐るべきフレンチ・カリビアン・グルーヴの変異株⑪へ。フューチャー・クラシックとなること間違いなし! ⑫はズーク・リヴァイヴァルの火付け役となったコンピ『DIGITAL ZANDOLI』にも収録されていたパズル・プルシヨン唯一のアルバムから、ヴァイオリンとシンセという絡みが不思議な魅力を醸し出す曲。最後はこれまた僕らのお気に入り、エリック・コサック92年のアルバムから。
 生き延びるためにドラムを叩き、歌い続けたマルチニーク、グアドループ、ハイチの名もなき人々とシンスケ・フジエダ・グループへありったけの愛を込めて!

Selected & Mixed by Lucho y Perucho

— Lucho y Perucho

【Lucho y Perucho】
浅草でトロピカル・ミュージック・パーティー『¡Vaya Sabor!』やってます。ぜひ遊びにきてください。

〈Sep 2022〉