Mix
Kenichiro “Bamboo” Takeda – World Pagès Music (promo mix for BANDJAS ESPACIALES’ Vitiligo)

an undisputed pioneer in Caribbean/Tropical music scene in Japan, legendary DJ Kenichiro “Bamboo” Takeda celebrates the release of 7-piece Colombian Afro-Caribbean combo Bandejas Espaciales’ debut 45. incredible and scorching selection of Doo-Wop, Mento, Biguine, Afro-Colombia, Merengue, Patxanga, Afro-Cuban, Highlife…and more!

50’sのドゥーワップ・グループによるニューオーリンズ・スタイルのR&B → 50’sのジャマイカのメント。この頃は全盛期でメントがフォークをベースにしつつもポピュラー・ミュージックの一ジャンルだった感じ → 60’sのフレンチカリビアン。このレコード上には表記がないが「Biguine Wabap」と呼ばれた音楽が50’sからあり、その雰囲気 → 70’sのマンボ ・ノルデスチ。ネオスカ的な裏打ち感でなんとも景気が良い → 現代のコロンビアのバンドによるオクラ印作品。50’sのペドロ・ラサなどのビッグバンドによるジャンル名が「Gaita」と表記された音楽が初期Discos Fuentesにあったが、個人的にそれらに通じるものを感じた → 80’sのコロンビアのマンボ。ブラジル北東部のマンボに負けずアフロコロンビアのマンボもすごく独特だ → 00’sのカタルーニャのパチャンガ(Patxanga)・バンドによる曲。個人的にこのバンドのセンスと伝統音楽の取り入れ方とその背景にある深い知識(≒音楽愛)などを含めて類を見ない存在に感じる → 新作7”からメレンゲのリズムでマイナーキーのインスト。ジワりジワりとくるキラーな曲 → 50’sのドミニカのメレンゲ。サックスを中心とし、こちらもマイナーキーだが、当時マイナーキーのメレンゲは結構少ない → 60’sのニューヨークのラテン・ジャズでヴィブラフォンが入ったかっこいい曲 → 70’sのキューバ・ラテンで幸福感の強い曲。個人的にピアノがとても好き → 70’sのナイジェリア・ハイライフでギターの音色が気持ちいい曲 → 80’sのアフロコロンビア → 新作7”からアフロテイストの感じられるインストでこれもかなりのキラーチューン → 最後は現代のレゲエバンドによるギタールーツインスト。

Selected & Mixed by Kenichiro “Bamboo” Takeda

— Kenichiro “Bamboo” Takeda

【Kenichiro “Bamboo” Takeda】
ワールドミュージックDJで音楽愛好家。カリプソとメントに関する著作『Calypso of Trinidad & Mento of Jamaica』がある。CD作品『カリプソ・リズム COOK’s COOKing』『JET LAG #2 Rhumboogie Blues』などを手がけた。現在は都会を離れ、セルフビルド、自家発電、自給農業、狩猟などに取り組みながら食料やエネルギーの地産地消、自給割合を高めた生活を行っている。

〈July 2022〉