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GENKI ARAI – Tambor Loco (promo mix for ROMPERAYO’s Hey, No Te Fajes)

fantastic cumbia, afro-colombia and champeta selection by GENKi ARAI, including ROMPERAYO’s brand new release Hey, No Te Fajes / Que Tumba on OKRA Jirushi.

②曲目はクンビア・モデルナ・デ・ソレダのリーダーで、”ミロ・フルートの王”と呼ばれるペドロ・”ラマジャ”・ベルトランの曲。タイトルもズバリ「わたしの笛」。⑥曲目は、ソウル・ボナンザ・サウンドシステムのDJセットでは欠かせなかった「Cumbia Africana」や「Palenque Palenque」などのフロア・クラシックで知られるソン・パレンケ。リーダーのフスト・バルデスはのちに90年代のチャンペータ・シーンでもいくつかナイスな楽曲を残しています。⑦曲目のロス・ワディンゴス「La Saja」は、ロス・ソネロス・デ・ガメロのルイス・ベガをフィーチャーしたテラピア。⑨曲目もペドロ・ベルトランのプージャ。風変わりで、超ファンキー、超ヘヴィ。ギターが入るとこがMACHUCAならではの面白さ。続くロンペラージョ「Hey No Te Fajes」はまさにそのMACHUCAサウンドを現代に蘇らせたかのようなエレクトリック・プージャ。この曲をSide-Aにしたところにオクラ印の粋が感じられます。⑪曲目はアルベルト・パチェーコ率いるロス・クランベーロス・デ・グアヤバル。アコーディオンはアニバル・ベラスケス。ロンペラージョが1stアルバム収録の「El del mono rojo」でこの曲をサンプリングしていますが、まったくテイストの異なる曲につくり上げていてシビレます。グルーポ・カンデによる⑫曲目は、あのロス・ガイテロス・デ・サン・ハシントの「Dejala Llora」をなんとリンガラ風にアレンジ。⑬曲目はFELITOの名盤にして最もレア盤である『Champeta de Felito』に収録されているキラー・アフロ・コロンビア。ニーナ・エミリアのクレイジーな歌声が最高です。

ペドロ・オヘダのインタビューでオクラ印のヒデ・モリモトが「ロンペラージョはまるでMACHUCAのコンピレーションを聴いてるようだ」と言っていたけど僕も強く同感。ロンペラージョのサウンドは、僕がクンビアやコロンビアのレコードを掘り始めた当初、想像を遥かに超えた「なんじゃこりゃ!?」でワクワクさせてくれたFELITOやMACHUCAの音そのもので、コロンビアのフォルクローレを過激にアップデートした未来のトロピカル・ミュージックだと思います。
こんなバンドを待ってました!

— GENKI ARAI

【GENKI ARAI】
レコードと大宮アルディージャを愛すトロピカルDJ。これまでにVOODOO FUNKのフランク・ゴスナー、RADIO MARTIKOのフレッド・クラメル、SOUNDWAYのDJベト、TROPICAL TREATSのリカルド・マシップらと共演。
コロンビアの湾岸地帯で楽しまれているサウンドシステム「ピコ」のDJたちの選曲はほんとうに自由。いわゆる「なんでもあり」ってことじゃなくて、選曲の幅広さ、意外さ、自由度の高さと統一感、一貫性が同居してる。すごくオリジナルで、聴けば「ああ、ピコだな〜」ってわかる。僕もそういうDJがしたい。「コロンビア人の耳になれ」をモットーにレコードをディグる毎日。
『RUMBA ROCK!』@乃木坂カクタス、『mambo bolingo』@池袋キングラム(隔月開催)でお会いしましょう。

〈April 2020〉